疑問点
- FXで稼ぐ方法や考え方とは?
- FXで稼ぐためのポイントは?
- FXで稼ぐためのステップは?
- FXで稼ぐための戦略とは?
- 最初に立てるべき目標とは?
この記事では理解すべき、FXで稼ぐための方法、稼ぐために必要な考え方、稼ぐためのステップ、戦略と目標の立て方について詳しく解説します。
FXで稼ぐために必要な考え方や稼ぐためのマインドを身に付け、FXは難しいとかFXは稼げないという先入観を払拭しましょう。
FXで稼ぐために必要な考え方
そもそもFXとは一般的に高勝率な手法や高度なテクニカル分析でお金を増やすものと思われている方々が多いですがこれは大きな間違いです。
FXはこのように技術やセンスが卓越した人だけが稼げる難易度の高いものではないのでご安心ください。
そして手法ばかりに依存する人も稼げません!
聖杯探しに依存した大半の人は資金だけが無くなり最終的に退場します。
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相場はランダムに動いており、テクニカルやアノマリーにしても法則性はありますが絶対など存在しません。
確率論を元に勝ち負けを繰り返し、コツコツとお金を増やすのがFXの基本なのです。
ダウ理論、エリオット波動、チャートパターンにしても100%このように動くという保証は一切なく、このように動きやすいと推測をし、確率論を元にトレードをするしかありません。
プロトレーダーでも相場を完璧に読むことは不可能です。 FXをする上で損失や負けを受け入れられないマインドは、逆に大きなリスクを伴うことになります。
FXの必勝法、月利100%以上、何連勝、何倍、負けないトレードこのような甘い言葉には注意が必要です。
初心者は高額商材やサロンに目が行きがちですが、そのお金は大切な自己資金に充てるが有意義です。
FXを始めたばかりの方はFXの必勝法や聖杯を模索しがちですが、この考えは逆に稼ぐ道を遠回りにさせてしまいます。まずは、FXに必勝法や聖杯など存在しないと自分に認識させましょう。
リスクをしっかりと許容し、コツコツとお金を増やす考え方ができればFXは難しくありません。
損切りをすることは悪いことではありません。レバレッジがあるFXでは損切りと上手く付き合い、リスク管理を徹底しながら取引することが重要です。
長期的に稼いでいるトレーダーはこの考え方が身に付いてます。トレードを始める前に、まずはFXで稼ぐために必要な考え方を理解し、利益よりもリスクに重点を置いたマインドにしましょう。
先にFXで稼ぐ方法を簡単に解説します。
FXで稼ぐための工程
- 過去検証によりテクニカルやアノマリーの優位性を見つける。
⇩ - 優位性を見つけたら、それをシンプルにパターン化して期待値を算出する。
⇩ - リアルトレードでリスク管理を徹底し、勝ち負けを繰り返しながら、プラス期待値を積む。
⇩ - FXは確率論なので、試行回数を増やしつつ、プラス期待値を積む作業を続ければ必ず結果に繋がる。
このようにFXは確率論を元に、長期的視野でトレードをすれば必ず結果に繋がります。
まだ、この段階では理解できないと思いますので、これから詳しく解説していきます。
FXで学ぶべき3点について
FXで稼ぐために必要な要素は沢山ありますが、その中でも最低限学ぶべき3点について解説します。
1.基礎知識
初心者の方は、FXを勉強するにあたり必要な用語を覚え、基礎知識や取引方法について学ぶ必要があります。
FXは闇雲にトレードをしても勝てないので、しっかりと相場分析をする必要があります。
相場分析にはテクニカル分析とファンダメンタル分析がありますが、特にFXでは過去の値動きから、未来の値動きを予測するテクニカル分析を中心にトレードをするのが稼ぎやすいと言われております。
その理由は、過去の値動きを検証し、テクニカルの優位性を分析すれば、明確で再現性のある手法が作りやすいからです。
最低限覚えるべき基礎知識
個別に記事も作成しているので、私のブログで基礎から応用まで学ぶことができます。
基礎知識を頭に叩き込んだら実際にトレードルールを作りましょう。
2.トレードルール
FXは一定のルールを決めて、トレードをパターン化し、それを繰り返し行うことで安定的に利益を得られます。
実際に稼いでいるトレーダーは共通して明確なルールを守り、その場の感覚やノリでトレードをすることはありません。
初心者の方の場合は特にルールもなく、感情のままトレードをすることが多いので、FXがギャンブルとなり退場するのです。
FXをギャンブル化させず、初心者でも稼げる方法はトレードルールを確立するしかありません。
トレードルールを守れなかった、またはトレードルールを確立していなかったがために初心者が多くする失敗例を、下記で簡単に紹介します。
初心者に多い『失敗例』5選
- 感覚や思い込みでトレードする
- 常にポジションを持ちたがる
- 損切りや利確のルールがない
- 自分の許容以上の資金で取引する
- 色々な通貨ペアに手を出している
失敗例で最も多いのが感覚や思い込みのトレードですが、注文方法だけ学び感覚トレードで勝てるほどFXの世界は甘くないです。
このような失敗例を活かし、同じ失敗をしないようトレードルールを作りましょう。私もこれらを経験したので、失敗から明確なトレードルールを作り、トレードをパターン化してます。
続いては何故トレードルールが必要なのか把握しましょう。
『トレードルール』が必要な理由3選
- リスクを抑え、安定的且つ効率的に利益を出すため。
- トレードに一貫性や再現性を出しトレードをパターン化するため。
- トレードに感情を入れず、ギャンブル化を未然に防ぐため。
特に相場慣れしていない初心者がトレードルールを持たずに取引した場合、9割以上はギャンブル化してしまいます。トレードルールがあればメンタル維持もでき、機械的にトレードができるようになります。
続いてはどのようにトレードルールを作るのか把握しましょう。
『トレードルール』作り5ステップ
- 最低限の基礎知識を習得する。
- テクニカルやアノマリーなど、仮説を立てたら過去検証で優位性を見つける。
- 過去検証で相場の優位性を見つけたら、手法として使えるようにパターン化する。
- そのパターン化した手法をエビデンスとして期待値化する。
- トレードルールを明確にするため『エントリールール』『決済ルール』『資金管理』を全て言語化してみる。
知識の習得と過去検証は必須です。
特に過去検証はトレードの運命を変えるほど大切なので、必ず徹底的にやりましょう。
分かりやすい過去検証の方法は、こちらの記事で詳しく解説しております。
FXの検証目的|FXの分かりやすい検証方法|FXの検証ステップ|検証するための重要ポイントについて
続きを見る
簡単にルールの具体例を出してみます。
『トレードルール』の具体例
4時間足の上昇トレンドで押し目が出現
(パーフェクトオーダー発生)
↓
インジケーターが〇〇で反発した
↓
押し目を15分足に落としチャートパターンが形成されたことを確認
↓
ネックラインからエントリー準備をする
↓
リスクリワードは1:2に設定する
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損失額は資金の2%になるようロット数を計算
このようなにトレードルールを具体的に決め、トレードをパターン化することが大切です。
更に細かくトレードルールを決めるのであれば時間足、通貨ペア、取引時間、ポジション期間を絞ると良いです。
トレードルールを作る際に、最も明確にすべきポイントはエントリールール、利確と損切りの決済ルール、資金管理です。
長年マーケットで生き残る常勝トレーダーは基本に忠実で自分で決めたトレードルールを徹底してます。
トレードルールを作りましたら、リアルトレードに移る前に「検証ツール」や「デモトレード」で何回も練習をしましょう。
3.マインドセット
基礎知識やトレードルールを身に付けもそれを実践できなければ意味がありません。
FXで勝ち続ける「考え方や思考の土台」となるものが、このマインドセットなのです。
成功者は成功するためのマインドセットがしっかりとできています。
常勝トレーダーや成功者の共通点を真似て同じマインドセットを身に付けましょう。
FXで稼ぐために必要なマインドセットはこちらの記事で詳しく解説してます。
↓
準備中
FXで稼ぐためのステップ
先程、FXで学ぶべき項目で解説した内容をステップ毎に分かりやすくまとめました。
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1基礎知識の習得と過去検証
始めに、初心者の方は勉強に必要な用語を覚え、基礎知識や取引き方法について学ぶ必要があります。
また相場経験が少ない初心者でも基礎知識を学んだらそれを活かし、1つのテーマを決めて過去検証をすることによりテクニカルやアノマリーの法則性を学ぶことができます。
どのような手法でもリアルトレードをする前に必ず検証をすべきです。例えるならテニスの試合でいきなり使ったことのないサーブを繰り出すようなものです。テニスも必ず試合前に練習は必要ですよね。FXにもこれと同じことが言えます。
知識を習得したら必ず過去検証をおこない、実際に優位性があるのか、確かめる癖を付けましょう。
・知識の習得→過去検証
最初はこのサイクルを繰り返しましょう。
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2エントリールールの構築
エントリーポイントや決済タイミングを明確にすれば、ギャンブルトレードや感覚トレードを未然に防止できます。ルールを確立したら、必ず守りましょう。
エントリールールを構築する際のポイントは『シンプル』『再現性が高い』、これに尽きます。
ルールを見直す際も、正確にエントリールールを守った取引が行われていないと原因の分析や改善が出来ません。また、エントリールールは過去検証により、根拠と再現性を強くすることが大切です。
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3決済ルールの構築(リスクリワードの徹底)
「あまり負けていないのに利益が残らない」「コツコツドカンが多い」など心当たりがある方はリスクリワードと勝率のバランスが悪いので、リスクリワードの重要性について学び、自分のリスクリワードを忠実に守る必要があります。
プロスペクト理論の「利益が、損よりも下回る」構造を打ち破るためにも、決済ルールを作り、リスクリワードを忠実に守る必要があるのです。
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4資金管理のルールの構築
FXはプロトレーダーでも必ず損失を発生させてしまうので、口座を破産させないためにも資金管理を徹底する必要があります。自己資金に対して1トレードあたりの許容リスク(損失額)を決め、ロットのサイズを明確に計算しましょう。
一般的には口座資金の2%のリスク額で毎回トレードするのが良いといわれてます。この方法であれば負けが続いても急激に資金が減少するリスクを軽減できます。
資金管理を詳しく学びたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
FXの正しい資金管理|複利で増やす資金管理方法を具体的に解説!
続きを見る
『エントリールールの構築』『決済ルールの構築』『資金管理』この3つが明確なトレードルールに繋がります。
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5感情のコントロールをする
FXは勝つこともあれば負けることもあると認識し、リスクを許容できるメンタルとマインドを身に付けましょう。
トレードをギャンブルにするか、作業にできるのかは自分の感情コントロールで決まりますので、FXで必要なマインドセットを確立しましょう。
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6トレードの振り返りをする
トレード後の振り返りはとても大切なことで、主に反省すべき点は「トレードルールを守れたか」「決済後の相場の値動きどう推移したか」などです。
トレードルールを守れなかった理由やその時の感情など記録すると改善に繋がります。また、そもそもの振り返りとは自分のトレードと実際の値動きを答え合わせするものなので、決済して終わりではトレードの向上に繋がりません。
これらの積み重ねが『トレードルールのパターン化』になるのです。振り返りの癖を付けるためにもトレードノートは書きましょう。
確率論を元に明確な戦略を立てる
まずは、シンプルにFXの平均的な回収率について考えましょう。FXの回収率を理解することも重要です。
実際にはFXにおいて回収率という概念はありませんが、これらを分析し数値化すれば無謀なトレードをせずに現実的な戦略を立てれると思います。
※ここで話す回収率とは使ったお金に対しての見返りのことです。回収率は100%でプラマイゼロのボーダーラインです。
- 例えば10万円を投資した際に8万円しか手元に戻らなかった場合の回収率を計算するには「回収できた金額÷投資した金額」なので計算式は【8万円÷10万円=0.8で回収率80%】となります。
- 逆に10万円を投資した際に12万円が手元に戻った場合の回収率は【12万円÷10万円=1.2で回収率は120%】となります。
これらを踏まえてFXの平均回収率や確率論を元にした稼ぎ方を学びましょう。
FXは買いか売りの2択しかありません。
例) 損失が1万円で利益が1万円の場合
『リスクリワードは1:1』
勝率は50%です。
これにスプレッドや手数料が加算されるのでFXの回収率は感情を入れず、確率通りに取引できても90~95%が妥当です。大半の方はトレードに感情が入るのでFX界隈の平均値は80~85%に落ち着くと思います。
簡単に言うと、優位性がある取引ができず、確率通りに推移するとFXは少しずつ負け続けるゲームということです。
初心者の方にスキャルピングを勧めない理由は、時間軸が短いと難易度が高いこと以外にも優位性があるトレードができなければ、試行回数が増えれば増えるほど、確率通りに推移するので損失が膨らむという要因もあります。
ただ、初心者の方でも現実的な数値に目を向けて、戦略を立てれば元々の90~95%の回収率を120%以上に底上げすることは可能です。
少ないと思う方も多いと思いますが、塵も積もれば山となるで、コツコツ増やせば雪ダルマ式に資金は増えるので、焦らずにリアルな数値に目を向けましょう。
シンプルに計算するとリスクリワード1:1で勝率60%前後あれば良いのです。
6割程度の勝率でも資金管理やリスクリワードを忠実に守れるマインドがあれば資金は確実に増えます。このマインドは必須なので、必ず身に付けましょう。
少しの期間、検証できる根気強さと現実的な思考を持つことができれば、遠回りや時間をかけず、誰にでも稼げるチャンスはあります。
回収率を数値化して分かったこと
スプレッドや手数料を考慮しても、リスクリワード1:1で勝率60%前後あれば安定的に稼げる。
ただし、勝率を60%前後にするには過去検証で相場の優位性を見つけるなど戦略を立てる必要がある。また資金管理やリスクリワードを忠実に守るマインドやメンタルも合わせて身に付ける。
FXで稼ぐために現実的な目標を決める
トレードを始める前は月や年単位でおよその利益を把握させるために、目安となるシミュレーションを考えましょう。
特に初心者の方は月利5~10%を目標に、トレードルールを作りましょう
月利のシミュレーション
・1トレードの損失額を資金の2%に設定
・リスクリワード1:1で勝率60%前後だと?
※1日1回のトレードで目標を達成できます
微妙な数字と思う方もいますが十分です。
私は自己資金30万円でFXを始めましたが、現在は1トレードあたりのリスクを1~2%に設定していても、毎月30~50万円程稼いでます。低リスクでも複利の力でコツコツと資金を積み上げれば、雪だるま式に膨らんでいきます。
目安となる数字
- 自己資金10万円なら月に1万円
- 自己資金30万円なら月に3万円
このような目標でコツコツ複利運用すれば、数年後にはリスクを抑えて取引しても、月に数十万円は稼げるようになりますので焦らなくても大丈夫です。
目安となる数字
- リスクリワード1:1で勝率55~60%
- リスクリワード1:2で勝率40%以上
これで月利5~10%は達成できると思います。現実的に達成しやすい数字を目標にしましょう。
FXで稼ぐための考え方|戦略と目標のまとめ
ここまでの話をまとめるとFXにはレバレッジがある分、多くの人が簡単に資金を増やせると思い込み、リスクを一切考えない無謀な取引きや資金管理の影響により、自分自身でFXの難易度を上げてしまっているのです。
この記事を読んで頂いた皆さまには、現実的な目標や数字に目を向けて仕事や生活に支障を及ぼさないよう、コツコツと長期的に稼ぐ考え方や重要なマインドセットを身に付けて頂きたいです。
10万円から始めたら月に1万円が限界かもしれませんが、これを積み重ねれば1~2年後には月に10~20万円は稼げるようになりますので、欲に負けず根気強く継続しましょう。
稼ぐために重要な考え方
- 利益は長期的視野で考えてトレードは全て期待値化する。
- 利益よりもリスクに重点を置いた取引や資金管理を組む。
- トレードを作業化できるルールやマインドセットを作る。
安易な考えを捨て、現実とリアルな数値に目を向ければ、FXで稼ぐことは難しくありません。後はコツコツと利益を積み上げれるマインドセットを身に付ければ完璧です。
先入観を無くすためにもう一度言います
FXは難しくありませんし、正しい努力をすれば誰でも稼げます。
ただし、一週間で10万円を100万円にするなど浅はかな考えは捨てましょう。
FXで負けている人の大半はこれまで解説してきた考え方が身に付いていないことや、基礎を忠実に守るマインドが無いことが原因でギャンブルトレードになり退場するのです。
またFXは手法による聖杯だと勘違いする人は悪質な商材やサロンの被害に遭遇する可能性もあるので注意しましょう。
この記事のまとめ
- 『高勝率、連勝、何倍』という甘い言葉に惑わされず、現実的な目標や戦略を立てる。
- 勝ちもあれば負けもあると理解し、必ず損失を許容できる心を育てる。
(資金やお金の器に合わせた資金管理を組む) - FXで勝てない原因は、無謀な資金管理やトレードが原因である。
- 月利5~10%を目標にして、再現性が高いシンプルなトレードルールを組む。
- 少額取引でもコツコツと複利の力で運用すれば、お金は増えると理解する。
- 利益は長期的な視野で考えてトレードは全て過去検証により期待値化する。
- 作業化できるトレードルールやマインドセットを作り、淡々とトレードをする。